その昔、母（フジ）は自分で打った蕎麦をご近所さんに振る舞って、とても喜ばれていました。
つゆも自分流。鶏で出汁を取って甘めに仕上げるのが母の味でした。

自分が大工の傍ら、蕎麦打ちを受け継いだのが35年前。母の蕎麦から、さらにつるっとした喉ごしの蕎麦を目指して、日々、試行錯誤の繰り返しでした。
ここ10年程前からは、大晦日には多い時で400食分のご注文を地元の方々から頂くまでになりました。
この度、そんな地元への感謝の気持ちと、さらにたくさんの方に母フジと自分の蕎麦を味わってもらいたいとの想いで、大工を引退して家族でこの蕎麦店を開くことにしました。

お店から見える風車公園には展望所があり、春には「長島花フェスタ」の会場にもなっています。その隣にあるサンセットの丘では、冬に「フラワーズ　オブ　ヒカリ」が開催され、期間中は東シナ海に沈む夕日の後、イルミネーションの幻想的な光に癒されます。
ぜひ、ご家族やご友人と見て楽しんで、打ちたての蕎麦も食べに立ち寄ってください。